【この記事を書いた人】
香月住仁(こうづき すみと)
koduki-icon
↑写真は、香月の息子です♪↑

新潟県生まれ栃木県暮らし。
30代後半。2児のパパ。某国立大学の大学院修士課程修了後、地方銀行に勤務。
その後、目まぐるしい成長を見せるネット事業に魅せられ、広告代理店へ転職。
銀行員時代に培った金融の知識を生かした金融情報の記事の作成はもちろん、自身の身体が弱いこともあり、健康に興味があることから食生活など健康系のコンテンツの作成が得意。
情報の専門性、正確性にこだわっており、現在は、食生活アドバイザー2級の取得を目指し、勉強中。
現在はフリーで、どこにも属していないからこそ言えることもあるので、一般の読者目線に立った有益な情報を発信していきたいと思っています。

糖質制限食は長期間続けても安全なのか

スポンサーリンク
糖質制限食

最近ダイエットの方法として流行っている糖質制限食。
糖質制限食は、文字通り、なるべく糖質を食べないようにする食事の方法ですが、主食であるお米やパン、麺類を摂取しない生活なんて大丈夫なのでしょうか。

1日3食、まったく、炭水化物を取らない生活なんて、お米を毎日食べている人にとっては想像もつかないですよね。

でも、糖質制限食は単なる思いつきではなく、推奨している医師もいる科学的にも検証された食事療法です。

そんな糖質制限食は、果たして本当に安全なのかをリサーチしてみました。

スポンサーリンク

糖質制限食は長期間続けても本当に安全なのか

糖質制限食の安全性や有効性については、明確な証拠がないから勧められない、という医師もいます。

しかしながら、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌に載った研究によれば、八万人以上の食生活を20年間追った結果、炭水化物の摂取比率が一番少ないグループは、冠動脈疾患の危険がないのだそうです。
逆に、炭水化物の摂取比率が多いグループは、冠動脈疾患のリスクと関連があることが報告されました。

糖質制限をしない方が糖尿病、がん、動脈硬化のリスクに

国際糖尿病連合という組織をご存知でしょうか。
国際糖尿病連合とは、世界の160以上の国と地域の糖尿病関連の団体が加盟している組織のことです。
また、国際糖尿病連合は、糖尿病患者と医療スタッフに対して、糖尿病と戦うための有益な情報を発信している信頼性の高い組織でもあります。

こちらで発信された食後高血糖の管理に関するガイドラインが、なんと、食後高血糖についてのリスクが記載されているのです。

食後高血糖の管理に関するガイドラインでは、食後高血糖が、糖尿病合併症やがん、動脈硬化などの疾患のリスクとなると率直に述べています。

高血糖は酸化ストレス→老化や病気の原因

酸化ストレスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
酸化ストレスというのは、身体の酸化反応が抗酸化反応を上回ってしまった状態を指しています。

酸化ストレスがある状態というのは、病気や老化し、健康を損ねてしまう状態です。
人間において、その酸化ストレスの主な発生源とは何なのでしょうか。

それは、喫煙高血糖となります。
喫煙が身体に猛烈に悪い、ということはまだ別の記事での解説に譲るとして、高血糖の酸化ストレスについてもう少し詳しく話していきましょうか。

高血糖のうち、酸化ストレスのリスクが高いものを順番に上げていくと
・平均血糖変動幅の増大
・食後高血糖
・空腹時高血糖

↑の3つとなります。
これらによって、酸化ストレスを受けると、以下の以下のようなリスクが生じるので注意が必要です。

【酸化ストレスによる病気のリスク】

・糖尿病腎症
・糖尿病網膜症
・糖尿病神経障害
・動脈硬化
・老化
・パーキンソン病
・アルツハイマー病
・認知症

したがって、高血糖を防ぐために糖質制限食をすることは、何ら科学に反するようなことではないのです。

従来の糖尿病食は悪しき慣習

酸化ストレスを避けるために必要なことは、平均血糖変動幅をなるべく小さくし、食後高血糖を防ぐことが重要です。

これには、従来の糖尿病食は妨げになります。従来の糖尿病食は、糖質60%、タンパク質20%、脂質20%ですが、これでは、食後高血糖と平均血糖変動幅の増大の原因となりかねません。
これは、たとえ、一日の摂取カロリーを抑えたとしても結果は同じです。

その証拠に、カロリー制限を行い、高糖質食という糖尿病食と薬物療法が、毎年1万6千人の人工透析と、3000人の失明、3000人の足の切断という合併症を生じさせています。
それだけでも、従来の糖尿病食があまり効果がないのは、火を見るよりも明らかにですよね。

しかし、日本の医学界は、戦後何十年以上も「脂肪が悪い、炭水化物は良い」という常識が浸透しきっており、それを疑う人はいなかったんです。
この悪しき常識だけを信じているままでは、身体における酸化ストレスの発生を軽減することは難しいのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました